その6(2003/04/05-04/30) シャリーマ=クレーン さんのタワークレーン模型がクライミング出来る様になったのに触発されてタワークレーンを一つ作ることにしました。 機種はJCL-015です。小さいビル工事で時折見かけるジブの短い三角定規みたいなタワークレーンです。
早速中央ジブです。約13cmあり、実機では5.2mです。
斜め材を切るときは、切断位置に切れ端を敷いておけばきれいに切れます。
骨組が出来たので立ててみました。約28cmあります。
実機の先端ジブの長さは6mちょっとあります。これから作る後端ジブも実機では6mちょっとあり、中央ジブ5.2mと合わせてジブ全長は18m(模型換算45cm)近くになります。 ちょっと作業に手こずったので後端ジブだけできました。
フット部の上下面の部品。後端ジブの根元側半分は箱型になっています。
途中写真写すのを忘れていたのであれですが、箱型の部分に骨組を取りつけている所です。すでに上下面はつけ終わり、片方側の面をつけようとしているところです。右上の辺りにもう一つ側面の部品が見えます。全体が捩れない様に、骨組の方の足を切って微調整しながら接着していきましたが、ちょっと大変でした。
まだきちんと仕上げていないのでかなり曲がってます。これで全長約45cmです。
本体がもうすぐ出来そうです。
もう少し補強の部材を追加してから上側の面をかぶせます。丸い穴はアウターマスト(後述)が通る穴です。
表 アウターマストはマスト(タワーの部分)にクレーン本体を固定する部分です。クレーン本体はアウターマストの回りに旋回するようになっています。
A-フレーム(タワークレーン本体の三角枠)前側の製作の途中。長さ約15cm、約3mm角です。上のは特製(?)激細超ロングノズルです。長い部材の隅に連続注入なんてことも出来ます。 本体がほぼ出来ました。
前側A-フレームが出来あがったので本体に繋げてみました。A-フレームは本体前の端辺りにピンで留められています。
本体のてっぺんの部分です。片方はすでに終わっています。少し長めに切った部材をてっぺんからぶら下がっている小さい部品(ニッパーの刃先に見える四角いの)にはめてみて少しずつニッパーで切っていきます。
後端ジブだけつけてみるとこうなります。高さは約17cmあります。あとはロープやマスト関係の部品それに点検用の足場を作って取りつければほぼ完成になります。
糸張りが大変かもしれません。
シーブ用の円板の切り出しです。道具の都合で直径は少し大きめのようですが8mmにしました。溝の深さは約0.5mmです。
シーブができました。ちいさいですよー。Kibri HOシリーズのシーブもこんな感じなんでしょうね。いつか大宰府の九州国立博物館の工事見に行くついでにModelTrackFactoryさんにKibri買いに行ってみようかな。家は福岡市内だけど通販で買ったほうが直接行く交通費より安かったりして?
だいぶ出来てきました。
ウィンチのドラム部分とフックが出来ました。でもフックはこれではちょっと軽すぎでした。ドラムは軸を長めに作って外からまわせる様にする予定です。
ちとピンぼけですが、A-フレームのてっぺんはこんな感じです。奥からブライドル、ブライドル巻き上げ、フック、フック、ブライドルにロープが行くようになっています。各所から飛び出ているピンは手芸屋でビーズ細工用に売られている3cmくらいの輪付きピンです。サイズが丁度良いので仮組に便利です。
もっチョイで本体が完成です。とりあえず凧糸一本でジブが落ちない様に吊っています。
14日から前期授業が始まります。
点検台の手すりの部分です。出来あがりを写すのを忘れてました。ほぼ同じ大きさのが左右につきます。
また仮組。これでジブクレーン状態まで出来あがりました。基礎がかなりゴツイですね〜。
前期授業が始まりました。今後、更新は不定期になると思います。
JCL−015等はクレーン本体の下に小さな脚がついていて、タワーの基礎部分に直接本体を載せてジブクレーンに出来る様になっています。もう少し大きいJCL-022や030ではさらに脚を外せる様にもなっています。
脚の先の基礎部分に取り付けるための部分はこれからです。
脚が出来ました。
プリント基板用レジストペンの軸が丁度いい太さだったので机の上に軸を垂直に立てた状態で部品を組み、接着剤がある程度固まるまで待ったあと、完全に固まるまでこうしておきました。ちなみに、模型のマストの直径は15mmです。
実機ではボルトで基礎に固定するのですがこのサイズではあれなのでクリップのような物で固定するつもりです。
A-フレームのてっぺんの方につく足場です。斜めの部材がついているほうが下側で、網状の板がつきますが現時点では省略しているため底抜けです。
ここで使っている仮のマストは万力に軽く咥えるために単三電池を工作用紙で巻いた物です。アウターマストの上部にはクライミング時に使用される落下防止装置と本体をマストに固定するための爪状の物がつきますが、まだ出来ていません。
5本のタワー部分の接続方法を考えてみました。
両端はこんな風な形をしています。接続用のフランジと本体固定用の爪が入る部分の2つの役目をしています。PNGで保存すべきですがファイル名の都合でJPEGにしました。
実機ではボルトで十二本締めですがこのサイズではあれなのでこんな感じで片側はあらかじめピンを出しておいて相手側と固定する方法を考えてみましたがちょっと面倒だしつなぎ目で曲がってしまいそうです。
つなぎ目の所を一段細くしてはめこむ方式だと簡単で良いですが短いと曲がるし長いとカッコ悪いので、心棒の部分(図の黄色い部分)がタワーの半分くらいまでスライドする様にしてはと考えてみました。こうすればばらしたとき(左)は見た目すっきりだし接続時(右)は曲がリにくくなりそうです。回り止めをつければばっちりかな。 タワー部分を作り始めました。まずは基礎の部分
実機の基礎の部分は一辺3mの十字型になっています。
腕の部分にある突起部はあとから瞬間接着剤で付けています。
基礎と脚の結合は実機では勿論ボルトなのですが、こちらではクリップみたいな物を作って留めています。 授業で船の製図実習が1年通じてあり、結構エネルギーを使うので暫くは週末+αの更新になりそうです。
マンション工事現場です。JCL-015Cはジブの起伏ロープがジブ先端まで伸びているので上側のブライドルがなく、ロープがごちゃごちゃした感じです。
本体のフレームは箱型だと思っていましたが、実物はこうでした。脚の作りも間違っているので近いうちに作りなおします…
外側の2列のシーブが起伏用です。
実はリモコン式の小さいタワークレーンが好きだったことに気づいたのでの新企画「ちいさい」として写真を載せる事にしてみました。
護国神社近くの現場にもJCL-015がいました。作り始めたタイミングが最悪だった様です。
やり方は前とほとんどいっしょです。
本業が予定より早く終わったので、少し遠回りで帰っていたら伸縮式ブーム のミニタワークレーンを発見。 カメラを持って来ていなかったので写せませんでした。残念。
ジブ根元とA-フレームを受ける部分です。
ぱっと見たところ以前と変わりません。
C形の断面の管に、たがをはめるような作りにしました。青い部分は本体に隠れてしまいます。
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