試作0号機

2003/07-2008/03
電装品の試作用に適当に組んでみるつもりが適当すぎて泥沼っぽくなってきたので、新設計の機体に引継いで製作を打ち切りました。以下の説明は時系列ではありません。


構想図というかポンチ絵だけは書いておきました。


全体です。本体ブームジブすべて木製でした。


本体は板をクレーンらしい構造になるよう適当に接着しただけでした。


フックと起伏のウインチは自作のギアボックスを介してFA-130モーターで駆動していました。最初ギアボックスのフレームを1mm厚のアルミ板で作っていたので、ウインチドラム軸の振れが適度に吸収されてそれなりにスムーズに回転していましたが、後日2mm厚の板で作り直すと剛性が上がったせいかウインチドラムの精度の悪さが目立ってきました。


旋回ベアリングはローラー式で、旋回盤の両面と外周をローラーで押さえる方式でした。旋回テストは下部に設けたスリップリングから旋回体に取り付けたモーターへ給電しておこないました。
スリップリングのブラシは軟らか過ぎでしたが追従性と滑りは良く、旋回部分の精度が悪いにもかかわらず導通は確保されていました。
しかしローラーの摩擦抵抗が大きすぎたのと外周の支持方法がまずかったせいで、ローラーに引っかかりがあると旋回ギヤにかかった力にベアリングが負けて旋回体が外れるトラブルが発生しました。対策をすると旋回ギヤボックスの剛性不足で旋回ギアとピニオンのかみ合いが外れてしまいました。


ブーム先端付近ラフィングジブのテストだけ行いました。シーブは「ミニ4駆」用のガイドローラーを流用してみました。


おもちゃの旋盤で切削テストをしたときの残骸がちょうどいい形をしていたのでボールフックにしてみました。


4シーブフックの枠はステンレスにしてみました。


強度テストのために4kg弱あるノートパソコンを吊り下げてみた時の様子です。


電装品は点滅光タイプの航空障害灯ユニットのみできました。ランプには赤色LEDを使い、ロジックICを使った発振器(矩形波)の出力に積分回路をつけて信号の変化を緩くすることで、大型電球を使った実際の航空障害灯のような「柔らかい」感じの点滅光を再現しました。点滅周期と立上がり(立下り)時間はそれぞれ1-3秒程度の範囲で可変です。




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